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ネットワークエンジニア(NE)とシステムエンジニア(SE)の違いは?未経験はどっちがいいかも解説

エンジニアの種類は多く、IT業界が未経験だとそれぞれの違いがわからないですよね。

そんな今回は、ネットワークエンジニア(NE)とシステムエンジニア(SE)の違いを5つのポイントで紹介します。

NEとSEの違い
  • 年収
  • 将来性
  • スキル
  • 資格
  • 未経験から転職のしやすさ

また、未経験から転職するならどっちがいいのか?についても解説します。

エンジニア

IT未経験だと、どっちが転職しやすいんだろう?

イッシン

ネットワークエンジニアが転職しやすいよ!

これからIT業界への転職を考えているなら、

ネットワークエンジニアとシステムエンジニアの違いを理解してからでも遅くはないですよ。

重要なお知らせ

エンジニアへ転職するなら、IT転職エージェントを使いましょう。

ネットワークエンジニアとシステムエンジニアのどちらにしろ、研修が充実した会社を選ぶのは必須です。

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目次

ネットワークエンジニア(NE)とシステムエンジニア(SE)とは?

ネットワークエンジニア(NE)とシステムエンジニア(SE)はどんな職種なのか?

それぞれの仕事内容やキャリアパスを解説します。

ネットワークエンジニアは通信の専門家

ネットワークエンジニアは通信の専門家です。

パソコンやスマートフォンなど、IT機器が使えるネットワーク環境を作る仕事をします。

イッシン

ネットワーク(Network)とエンジニア(Engineer)の頭文字をとって、「NE」とも呼ばれるよ!

システムエンジニアと違い、ルーターやLANケーブルなど、物理的なIT機器を扱うことが多いです。

また近年では、ネットワークエンジニアがプログラミングをするケースも増えています。

イッシン

ネットワークエンジニアの担当する範囲は、広がってきているんだよ!

ネットワークエンジニアの業務は、大きく「設計」「構築」「運用・保守」「監視」の4つに分かれます。

最初のうちは、「運用・保守」や「監視」の下流工程と呼ばれる業務からスタートします。

ネットワークエンジニアのキャリアパスは、以下のとおりです。

ネットワークエンジニアの長期的なキャリアパス

まずは下流工程でネットワークの基礎を学び、上流工程の「構築」や「設計」を担当するのが最初の目標です。

ちなみに、ネットワークエンジニアのやりがいは次の3つです。

  • ITシステムを支えている使命感
  • 設計どおりに通信できたときの達成感
  • トラブル対応時のチームの一体感

一方で、トラブルが発生した際は休日や深夜でも対応することがあり、不規則な生活になりやすい大変さがあります。

システムエンジニアはシステムの設計・開発者

システムエンジニアの仕事は、顧客の困りごとをヒアリングし、要望に沿ったシステムを設計・開発すること。

システム(System)とエンジニア(Engineer)の頭文字をとって、「SE(エスイー)」とも呼ばれます。

システムエンジニアの業務は、次の流れで進みます。

システムエンジニアの仕事内容と業務の流れ

企画から設計、開発、テストまで、システムにかかわる幅広い業務を担当するのがシステムエンジニアです。

イッシン

プログラマーはプログラミングがメインだけど、システムエンジニアは全体を担当するんだよ!

システムエンジニアのキャリアパスは、プロジェクトマネージャーなど「ゼネラリスト」が一般的でした。

ただ最近では、特定の分野に特化した「スペシャリスト」の道に進む人も増えています。

システムエンジニアのキャリアパス

システムエンジニアのやりがいの1つは、顧客の要望にあったシステムをチームで作り上げる楽しさです。

プロジェクトごとに要件が異なるため、さまざまなシステム開発ができます。

ただし、プロジェクトによって当たりハズレがあり、残業やトラブルが多い案件を担当しなければならないこともあります。

どちらが自分に合っているかわからないなら、IT専門の転職エージェントに相談するといいですよ。

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ネットワークエンジニア(NE)とシステムエンジニア(SE)の違い

ネットワークエンジニア(NE)とシステムエンジニア(SE)の違いを見ていきましょう。

この章では、「年収」「将来性」「スキル」「資格」「未経験からの転職」の5つの違いを解説します。

それぞれの違いを一覧でまとめると、下記となります。

項目ネットワークエンジニアシステムエンジニア
平均年収436万〜413万〜
将来性ありあり
スキルネットワーク・インフラに関わる知識・スキルシステム開発の全工程に関わる知識
資格ネットワークの専門資格システム開発やプロジェクト管理の資格
未経験からの転職しやすさ転職しやすい難しい

それでは、詳しく見ていきましょう。

年収の違いは?

ネットワークエンジニアとシステムエンジニアの平均年収は約400〜500万。

ほぼ違いはないですが、ネットワークエンジニアの方がわずかに高い傾向にあります。

職種DODAマイナビAGENT求人ボックス
ネットワークエンジニア436万455万522万
システムエンジニア413万443万509万
引用:DODAマイナビAGENT求人ボックスで公開されている年収データを参照

ネットワークエンジニアとシステムエンジニアの年代別の平均年収は、以下のとおりです。

職種20代30代40代50代
ネットワークエンジニア363万504万655万716万
システムエンジニア364万481万563万572万
データ引用元:転職サイトDODA-平均年収ランキング(職種・職業別)【最新版】

20代のネットワークエンジニアは年収が低いものの、30代以降はシステムエンジニアより大幅に伸びています。

エンジニア

なんで20代のネットワークエンジニアは年収が低いんだろう?

ネットワークエンジニアはIT未経験から転職する人が多いため、20代の若いうちは年収が低めです。

しかしスキルが身についた30代以降は、転職やキャリアアップもあり、平均年収が高くなります。

ちなみに、ネットワークエンジニアの年収が高い会社は「ネットワークエンジニア優良企業ランキング」の記事で解説しています。

優良企業をランキング形式で紹介しているほか、転職方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

将来性の違いは?

ネットワークエンジニア・システムエンジニアで将来性に違いはなく、どちらも需要が高い職種です。

将来性がある大きな理由は、IT業界の人手不足。

経済産業省によると、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると予想されています。

IT業界の人手不足のグラフ
引用:経済産業省-IT人材需給に関する調査

今後もエンジニア不足の会社は増え続けるため、ネットワークエンジニアとシステムエンジニアの需要は高いでしょう。

ちなみに、近年ネットワークの利用量が増えていることも、ネットワークエンジニアの将来性が高い理由です。

総務省によれば、インターネットトラヒックは2019年から2021年の間に約2倍になりました。

インターネットトラヒックの推移
引用:総務省-データ流通の一層の発展とトラヒック増加

※インターネットトラヒックとは、一定時間内にネットワーク上で転送されるデータ量のこと。

今後も利用量は増え続け、2050年のインターネットトラヒックは、2021年の4,000倍に達すると予想されています。

ただネットワーク利用が増えると、以下のリスクが高まります。

  • 通信コストの増大
  • アクセス速度の低下
  • 通信の不安定化

これからのリスクを回避・解決するために、ネットワークエンジニアの力が欠かせません。

これからもネットワーク利用が増加していくことを考えると、ネットワークエンジニアの需要は伸び続けるでしょう。

スキルの違いは?

ネットワークエンジニアとシステムエンジニアに必要なスキルの違いは、下記となります。

ネットワークエンジニア
システムエンジニア
  • ネットワークやITインフラ全般の知識・スキル
  • システムの企画~開発までの、全体的な知識・スキル

詳しいスキルの違いは、下図のとおりです。

ネットワークエンジニアとシステムエンジニアに必要なスキルの違い

また以下のスキルは、どちらも共通して求められます。

  • マネジメント力
  • コミュニケーション力
  • 論理的に考える力

ネットワークエンジニアもシステムエンジニアも、さまざまな人と関わる機会が多い仕事です。

コミュニケーション力はもちろん、将来的にはチームをまとめるマネジメント力も必要とされます。

資格の違いは?

ネットワークエンジニアとシステムエンジニアが取る、資格の違いもチェックしていきましょう。

簡単に説明すると、以下の違いがあります。

ネットワークエンジニア
システムエンジニア
  • ネットワークに特化した専門の資格
  • システム開発やプロジェクトを管理するための資格
イッシン

それぞれの業務に活かせる資格を説明するよ!

ネットワークエンジニア向けの資格は、以下のとおりです。

ネットワークエンジニアの資格問われる知識・スキル
CCNA(シーシーエヌエー)ネットワークの基礎知識・スキル
CCNP(シーシーエヌピー)大規模ネットワークの導入、運用、保守スキル
ネットワークスペシャリストネットワーク企画・要件定義・構築の専門知識とスキル
情報処理安全確保支援士試験情報セキュリティに関する知識・スキル
CompTIA Network+(コンプティアネットワーク)ネットワークの構成・運用・保守スキル、セキュリティや仮想化のスキル

ネットワークエンジニアとして活躍するなら、未経験の人は基礎となるCCNAの取得を目指すのがおすすめです。

続いて、システムエンジニアに活かせる資格を見ていきましょう。

システムエンジニアの資格問われる知識・スキル
基本情報技術者試験総合的なITの基礎知識
応用情報技術者試験基本情報技術者試験の上位資格
プロジェクトマネージャ試験プロジェクト予算・進捗の管理、メンバー編成
ITストラテジスト試験IT技術を活用した経営戦略の提案
システムアーキテクト試験情報システム構造の設計・要件定義、組込みシステムやIoTシステムの仕様決定など

未経験からシステムエンジニアになるなら、まずは基本情報技術者試験の合格を目指しましょう。

イッシン

基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門とされる資格だよ!

ちなみに、資格がなくても未経験から転職するのは可能です。

ただ資格を取ることで、スキルを外部に証明できるようになるので、他の人と比べて転職が有利になりますよ。

未経験から転職しやすいのは?

未経験から転職しやすいのは、ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアが最初に担当する運用・保守・監視は、作業がマニュアル化された簡単な仕事が多いからです。

そのため、専門的な知識がない未経験からでも対応ができます。

イッシン

未経験のネットワークエンジニアを募集している会社は多いよ!

一方、システムエンジニアは専門的な知識が必要不可欠です。

システム開発の流れはもちろん、プログラミングやIT関連全般の知識が求められるため、未経験から転職するのはむずかしいでしょう。

エンジニア

未経験からだとシステムエンジニアには転職できないの?

イッシン

まずはプログラマーからスタートするのが一般的だよ!

もし未経験からネットワークエンジニアやプログラマーへ転職したいなら、IT転職エージェントを使いましょう。

IT転職・就活エージェントのメリットとは?
  • 完全無料のIT転職・就活支援サービス
  • 専任のアドバイザーが内定までサポート
  • 希望にあった優良企業を厳選して紹介
  • 一般には非公開の求人の紹介
  • 企業への推薦により選考の通過率UP
  • 応募書類の添削、面接対策
  • 入社時期、年収の交渉を代行

残念ながら、IT業界はブラックな会社も多いです。

未経験歓迎にもかかわらず、研修がまったくない会社もありますので。

しかし、IT転職エージェント経由であれば、しっかりと研修が充実した優良企業を紹介してくれます。

最初の会社選びは大切なので、IT転職エージェントのアドバイザーと相談して決めましょう。

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ネットワークエンジニア(NE)とシステムエンジニア(SE)はどっちがいい?

ネットワークエンジニア(NE)とシステムエンジニア(SE)はどっちがいいのか?

結論としては、未経験からIT業界へ転職するならネットワークエンジニアがおすすめです。

とはいえ、向き不向きもあります。

そんな本章では、ネットワークエンジニアとシステムエンジニアの向いている人の特徴をそれぞれ紹介します。

ネットワークエンジニアに向いている人

ネットワークエンジニアに向いているのは、以下の特徴にあてはまる人です。

  • 未経験・文系の人
  • IT機器を実際に触りたい人
  • スペシャリストを目指したい人

ネットワークエンジニアはエンジニア職のなかでも、未経験や文系の人が転職しやすいです。

はじめに担当する運用・保守・監視は、マニュアル通りに進める作業が多く、専門的な知識がなくても対応ができます。

イッシン

運用・保守・監視の仕事をとおして、ネットワークの基礎を学んでいくよ!

またネットワークエンジニアは、IT機器を実際に取り扱います。

プラモデルなど、何かを組み立てたりするのが好きな人には向いていますよ。

システムエンジニアに向いている人

システムエンジニアに向いているのは、次の人ような人です。

  • 理系の人
  • プログラミング技術を身につけたい人
  • プロジェクトマネージャーに興味がある人

システムエンジニアは、プログラミングにたずさわることも多いです。

実際に手を動かす機会があるので、プログラマーとしても活躍したい人に向いています。

イッシン

企画やシステム設計の仕事だけじゃないんだよ!

またシステムエンジニアは、チームをまとめたり、管理したりする仕事が多い職種です。

管理職やマネジメント業務に興味がある人は、やりがいを感じられるでしょう。

ネットワークエンジニア(NE)とシステムエンジニア(SE)の違いまとめ

今回はネットワークエンジニア(NE)とシステムエンジニア(SE)の違いについて紹介しました。

改めて、それぞれの違いをみてみましょう。

項目ネットワークエンジニアシステムエンジニア
平均年収436万〜413万〜
将来性ありあり
スキルネットワーク・インフラに関わる知識・スキルシステム開発の全工程に関わる知識
資格ネットワークの専門資格システム開発やプロジェクトを管理するための資格
未経験からの転職しやすさ転職しやすい難しい

もし、IT未経験からエンジニアを目指すなら、ネットワークエンジニアがおすすめです。

未経験からでも募集している会社は多く、転職の難易度も低いので。

ただし、未経験を募集している会社を適当に選ぶのはNGです。

IT転職エージェントを使って、必ず研修が充実した優良企業を選びましょう。

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